クライミング・ボルダリングではTFCC損傷に注意

こんにちはコパンダムです。今日はクライミング・ボルダリングをしているときによくする怪我「TFCC損傷」についてお話ししたいと思います。

コパンダム

TFCC?それは笹よりもうまいんか?

TFCC損傷とは?

TFCC損傷とは、正式名:三角線維軟骨複合体損傷(さんかくせんいなんこつふくごうたいそんしょう)といいます。手関節の尺側側(くるぶし側)に存在する軟部組織で、三角線維軟骨とその周囲の靱帯構造からなる線維軟骨-靱帯複合体である三角線維軟骨複合体の損傷のことです。

コパンダム

なんやそれは、わかりやすくいえや

なんのこっちゃって感じですよね。つまり↓これです。

↑の画像の赤丸部分にある組織が損傷してしまうことです。これがTFCC損傷です。

TFCC損傷の症状

TFCC損傷になると手首に負担をかけたり、ドアノブをひねるように回したりすると、激しい痛みが出ます。そして、症状がひどい場合は手術が必要にもなる怪我です。

私は、ボルダリングを始めてから1年目くらいに左手首、4年目くらいに右手首と、両腕でその痛みを味わいました。特に、左手首をやってしまったときは、ミリ単位で動かすだけで激しい痛みがでて、日常生活に大きく影響してしまいました。

痛みが引くまでに1~3か月くらいかかります。(そうです。割と重症です。)

TFCC損傷の治療法

原則は保存療法、つまり、手首を固定して安静にしているほかありません。症状がひどい場合には、手術をするという選択肢もありますが、手首にボルトを入れて固定するなど、復帰するまでにかかる時間は半年~かかるといわれています。

必ず「専門医」に相談し、診察を受けて治療法を決めてください。単に整形外科の病院では打撲や捻挫と診断されてしまう恐れがあります。できればTFCC損傷を診たことがある医者に行って、自分からも「TFCC損傷」かもしれない旨を伝えましょう

どのような時にTFCC損傷するのか?

クライミング・ボルダリングをしているときにTFCC損傷になりやすいのはピンチ(親指とそれ以外の指でホールドを挟むようにして保持している状態)しているときです。特に、縦向きについているホールドをピンチしているときになりやすいです。

ちなみに私は両手ともピンチしていて体制を上げようとしたときにTFCC損傷になりました。

TFCC損傷にならないためには?

これはもう気を付けるしかありません。。。クライミングジムに行くと、手首にテーピングをしているクライマーの人結構いますよね?なんで手首にテーピングしてるんだ?と初めてボルダリングをしたときに思った記憶が私もあります。

クライミング・ボルダリングは、本当に手首を酷使するのでテーピングをすることで怪我予防になるので、テーピングをしている人が多いんです。

しかし、私のように気を付けていても防げないこともあります。その時はおとなしく医者の言うことを聞き、安静にしましょう。

テーピングの巻き方

※注意点
テーピングは必ず伸縮しないものを選びましょう。

手首の親指の下を始点にします

半周して小指の下のくるぶし部分の少し上を通るように一周巻きます

二週目は少しきつめにしてくるぶしの真上を通るようにしっかりと巻きます

三週目はくるぶしの少し下を通るようにして一周巻きます

血液の流れが止まらないよう適度な固定にして数回巻きます

先端を切ったら完成です

さいごに

クライミング・ボルダリングで成長する一番の近道は、怪我をしないことです。私は初めて早々怪我をしてしまい、復帰するのに2か月くらいかかりました(ただし完治はしていない。)やはり、怪我をしないで、楽しく登るのが一番ですよね。

疲れているときにボルダリングをすると、怪我しやすいと言われていますので、自身の体調をしっかり管理して、怪我をしないようにしましょう!