クライミングシューズ【ハイアングル】を履いてみた

2019/10/14

ハイアングル

クライミングシューズの「ハイアングル」。アディダス5.10となり、生まれ変わったハイアングルですが、私はこれで4足目です。この1足があれば他にはいらないと思えるほどの名シューズ。その魅力を余すところなくご紹介します!

基本情報

ハイアングル(HIANGLE) ¥19,440 (税込)
アッパー   ストレッチ性のある一枚仕立てのレザーアッパー
ソール    Stealth®C4
サイズ    23(cm)~30(cm)
重さ(片足) 約225g

公式サイトによると…

桁違いのグリップ力を発揮する、ハイパフォーマンスシューズ。
難関ルートも、このシューズで軽快に挑む。足にぴったりフィットするレザーアッパーを備えた、ハイパフォーマンスなクライミングシューズが登場。つま先を極端に下向きにしたダウントゥ形状のシューズに、Stealth® C4ラバーアウトソールを搭載。狭いオーバーハングの壁も、そのグリップ力が威力を発揮する。フリクションを効かせられるよう、つま先のランドは長めの設計。

  • レギュラーフィット
  • 伸縮性のあるスリッパ式クロージャー
  • ストレッチ性のある一枚仕立てのレザーアッパー
  • 強いグリップ力を発揮するStealth®C4ラバーアウトソール
  • 硬い熱可塑性ミッドソール
  • つま先が下向きのダウントゥ構造
  • 商品番号:BC0832
  • 色:ライトグレー/ボールドオニキス/ビビッドティール
  • 生産国:China

性能グラフ

レビュー

足を入れるときに、 プルタブが足の甲の上部分にもあり、ベルクロの内側部分がゴムになっているので、非常に足入れがいい。また、ベルクロは1か所なので、よく脱ぎ履きするクライミングシューズとしてはGood。

フィット感は今まで履いてきた中でダントツ。日本人の足型に非常によく合っていると思われる。私の周りでもハイアングルを履いている人は多くいるが、みんな足型があっていると言う。(そもそも足型が合わないと買わないので当然カモ・・w)

ヒールフックに関しては、ミウラーやスクワマよりも弱い印象だが、それでも全体的な性能を見れば問題ないレベル。トゥフックに関しては、抜群のフリクショントゥラバーが覆っているので、かなりの高性能。むしろ武器になるレベル

また、岩場での使用もおすすめできる。硬すぎず、柔らかすぎず、非常にバランスがいい。私が初めて落とした岩の初段もハイアングルを履いていた。ただ夏場になると(そもそもシーズンではないが)ソールがぐにゃぐにゃになり、立ちこむと痛い。温度によってソールの硬さが大きく変わるのも特徴だ。

私の足の実寸が24.6cmで6.5(US)を履いているが、サイズ感は履いてからしばらくはとてもいい。しかし、アッパーがレザーで伸びる素材のため、ソールの寿命を迎えるころにはずっと履いていても痛くないくらいまで伸びる。リソールとか考えているクライマーはいつものサイズのハーフ下を購入するのがいいかもしれない。

ハイアングルに一つだけ文句をつけるならば、ベルクロ部分の脆さといったところだろうか。(今ハイアングルは4足目だが)3足ともベルクロ部分が皮一枚でつながっているような危機的状況まで追いやられている。何度が自分で補強してみたが、やはり同じことになる。なぜここの部分をもっと強化しないのかと考えたら、切れて買いなおすのを見越したファイブテンの販売戦略なのではないかと思えるほどであるw。まぁベルクロを強く引っ張りすぎているのが悪いんですけどね!

おすすめできるか?

初心者にも上級者にも今一番おすすめしたいシューズです。といっても上級者の方は履いたことがある人もたくさんいると思いますので、いまさらという思いはあります。もし履いたことがなければ一度は履いてほしいシューズです。また、初心者の方でも、癖の少ないシューズなので、非常にお勧めの1足です。悩んでいたら是非試しに履いてみてください。ベルクロの締めすぎにはご注意を!w