クライミングシューズ【スクワマ】を履いてみた
クライミングシューズの「スクワマ」。「ソリューション」と肩を並べるほどの名シューズとの呼び声が高いスクワマですが、果たして実際のところはどうなのか!ずっと履きたかったのですが、欲しいシューズがありすぎてなかなか買えず、やっと買えたのでレビューしてみようと思います。
基本情報
スクワマ(SKWAMA) ¥20,500 (税別)
アッパー スエードレザー+ マイクロファイバー
ソール ビブラムXS グリップ2 3.5mm
サイズ 34~46(ハーフサイズあり)
重さ(片足) 約240g
公式サイトによると…
高い足技を持つクライマーは、ホールドを足で掴むように登りますが、スクワマのソールに入った三角のスリットはつま先の自由度を高め、ホールドをキャッチしやすい構造になっています。また、柔軟性の高さからスメアリングにも適しており、ハリボテにベタっと足を置いても安定。様々なフットワークに対応します。踵部には新採用のテクノロジー「Sヒール」を搭載したハイパフォーマンスモデルです。
- 新採用のテクノロジー「Sヒール」
インサイドのブリッジがヒールフック時、横方向の逃げを抑え確実にホールドをとらえる - アッパーに配されたハイフリクションラバーが、 前傾壁でのトウフックをサポートする
- 足首のベルクロは、ヒールフック時に高い支持力を発揮する
まぁ要するに、トゥ・ヒールフック、やわらかめのソールなのでフリクションきくよということですね。
性能グラフ
レビュー
足を入れるときに、 プルタブが足の甲の上部分にもあり、ベルクロの内側部分がゴムになっているので、非常に足入れがいい。また、ベルクロは1か所なので、よく脱ぎ履きするクライミングシューズとしてはGood。
フィット感は足型にもよるが、日本人の足型にある程度マッチしていると感じる。私にとっては若干ヒールからプルタブにかかるかかと部分の高さが高いと感じるが、それ以外はすべてがフィットしていて安定性が素晴らしい。足の幅広の人にもマッチするだろう。
ヒール・トゥの性能に関しては申し分ない。サイズ選びさえ間違えないようにすれば、抜群の力を発揮できること間違いなし。まずフリクションが素晴らしいので、強傾斜壁でトゥフックするような場面では、まず安心感が違う。何度か試したが、抜ける?抜けそう?といったような感覚が一切なく、「あぁばちぎきしてる…」と感じるほどw。これはクライマーにとっては非常に効果が高い。登っている最中にいちいちトゥのかかり具合を気にしている余裕はないからだ。
個人的な感覚だが、スポルティバブランドのスリングショットはほかメーカーに比べ、非常にしっかりしている印象。スクワマも例外ではなかった。つま先への加重がスムーズで立ちこむ動作もお手の物。ただし、少しやわらかめのソールを採用しているため、岩場や極小ホールドでは注意が必要だ。と思っているが、それが杞憂になるくらい性能がいいので今度岩場でも履いてみようと思う。
サイズ感は公式サイトで出しているサイズであればいいかと思う。私の足の実寸は24.6cmで、37.5(EU)のスクワマを購入。37(EU)も履けたが、私は靴下をはくし、あまり攻めたサイズは好まないので、37.5にしている。38(EU)も履いてみたが、それだと少し緩い印象。なので基本は公式サイトのサイズ表でOK。
おすすめできるか?
おすすめです。なんで今まで履かなかったのかと思うくらいです。5級くらいを登れるようになってきたら、2足目のシューズが欲しくなるころだと思いますので、そのタイミングでスクワマを買ってみるのもいいかもしれません。まぁまず間違いないので迷ったらスクワマでOKです。そしてスクワマのデザインかっこいいのでw。懸念点をあげるとするならば、履いているクライマーの人がたくさんいるので間違われないかということくらいですかねw。